2024年7月26日、パリ五輪の男子柔道60級で金メダルを期待されながらも、銅メダルを獲得した「永山竜樹」選手の準決勝が話題です。
今回は永山選手の準決勝の件について、内容をお届けいたします。
- 話題の準決勝の疑惑に関して、その対応
- 海外の反応
- 試合後の日本の反応、監督の言葉
それでは、本記事をお楽しみください。
準決勝で敗退した「永山竜樹」
7月27日に行われた柔道男子60キロ級の準決勝の試合に出場した永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)選手。
その準々決勝が話題を読んでいます。
準決勝では、昨季の世界王者ガルリゴス(スペイン)と対戦し、結果、一本勝ちの判定となり、試合に敗れ、その試合の審判や相手の「ガルリゴス」に対して、話題が及んでいます。
永山選手は、気持ちを入れ替え、敗者復活戦で勝ち上がり、その後、「銅メダル」を獲得。
話題の「ガルリゴス」選手も銅メダルを獲得されています。
ちなみに、上の写真の一番右端にいるのが、その話題の「ガルリゴス」選手です。
それでは、話題を呼んだ試合とは、どういった試合内容だったのでしょうか。
準決の試合内容
準決勝で起こった疑惑は、①ガルリゴス(スペイン)が寝技で、審判員から「待て」がかかった後も数秒間、絞め続けた、②その後の審判がガルリゴスに「一本勝ち」を判定した、2点です。
疑惑①のシーンの写真がこちら。
疑惑②のシーンがこちらです。
ガルリゴス選手は、審判の「待て」の後も、無視し「約6秒間」締めて続けてしまったそうです。
ガルリゴスに寝技を受けた永山選手は審判の「待て」の後に力を抜いたが、相手は締め技を続けていました。
ちなみに審判の「待て」の後の時間を検証したSNSがありましたので、載せておきます。
その後、「締め」を解除され、永山選手も「落ちずに」動いておりましたが、解放後、横になっていたところ、疑惑②の「一本勝ち」を取られてしまったようです。
審判は「まず落ちたよね?」と永山選手に確認し、「その時は落ちていた」と回答し、審判団は「一本」と判定したようです。
この不可解な判定で「永山選手は敗戦」となり、永山選手も畳の上で抗議の姿勢を見せした。
金メダルの期待がかかっていた「永山選手」だけあって、これは日本人ファンも怒りの声がありました。
疑惑の判定に講義
永山選手は、試合後の握手を拒否。
その時のシーンがこちら。
永山選手は「失神した」模様で、審判は一本勝ちの判定され、そのコールを聞いた永山選手は両手を広げながら納得のいかない様子を見せていました。
場内は、騒然となり、歩み寄って右手を差し出してきたガルリゴス選手と握手にも応じませんでした。
公式記録はでは、「片手締め」となっています。
ガルリゴス選手が畳を降りた後も、永山選手は一人残っていました(スペイン応援団からのブーイングにも降りなかった)。
それでも判定が覆ることはなく、約3分後にようやく礼をし、畳を降りました。
その後、永山選手?、監督ら?は「厳重注意」を受けてしまったようです。
それに関しては、コメントとして「問題提起をし、今後のために行った」とコメントをしています。
「スポーツ精神とか柔道家としてふさわしくない行動だったかもしれないが、僕はあそこでああすることで少しでも問題提起になったならそれはそれでいいと思う」
日本では
- 「日本側は猛抗議すべき」「明らかに相手のルール違反」
- 「ビデオ判定って柔道には何でないんだろう?」
- 「何で映像確認しないのか!?」
- 「疑惑の判定」
など、相手選手や審判の判断に怒りの声が見られました。
それでは、この試合に対してどのような反応があったのでしょうか。
海外の反応は?
それではこの誤審疑惑の準決勝後の試合について海外ではどのような反応があるのでしょうか。
海外での「日本?への反応」
この試合を見たスペインでは、「ガルリゴスは日本人にマナーを教えた」、「日本はマナー教育をしていない」、「スポーツマンシップに反する」、「お家芸を逃すのが怖いのか?」など、「握手をしなかったことへの批判」が見られました。
その海外からの反応も日本でも拡散されて始めました。
これは「選手が受ける批判」ではなく、「審判」が受ける批判なような気がしますね。。。
ガルリゴスへの「日本からの反応」
スペイン紙「アス」では「日本から批判を受ける」との見出しで報じるほど、話題となっています。
ガルリゴスのインスタグラムには、日本語で「柔道を汚すな。スポーツを汚すな。」「反則で勝って嬉しいの?」「スペイン人が嫌いになった」などの批判が多く寄せられ、英語でも「恥を知れ」などのコメントが寄せられています。
これは非常に良くないことではないでしょうか。。。
ガルリゴスのコーチはインタビューで、ガルリゴスは「嫌なメッセージ」を受け取っており、支えていくことを示しています。
ガルリゴスのコーチが「彼は嫌なメッセージを受け取っている。私は彼らが正しいとは思わないし、フランを守るつもりだ。彼がしたことは不名誉なことだと言われているが理解できない」などとスペインメディアに語ったことを紹介した。
ガルリゴス選手は準決勝で敗れるも、3位決定戦で勝ち、敗者復活から勝ち上がった永山選手と同じく、「銅メダル」を獲得されています。
柔道とは判定は難しい競技ですから、このようなことがあるのも致し方がないかもしれませんが、ガルリゴス選手を批判するのは良くないですね。
参考:日本でも議論・監督からは「感謝」
日本でもこの審判の誤審に対して、物議を呼んでいます。
日本での議論
結論としては、「結論はでない、難しい」というようです。
一般人から見た目線と、経験者から見た角度、スポーツマンシップなど、様々な観点で審判の判定を「誤審」と明らかに断定することは困難なようです。
監督らの対応
準々決勝終了後、日本の鈴木桂治監督、古根川実コーチ、金野潤強化委員長が大会本部に抗議したそうです。
しかし、結果は、覆らなかったようです。
日本男子の鈴木桂治監督は「負けてからしっかり気持ちを立て直して勝ってくれた。日本代表としてしっかり戦ってくれた。感謝したい」と、称えた。
永山選手は実力がある選手であるため、不運にもこのような判定を受けてしまいましたが、その後実力で銅メダルと獲得したことで、監督らも報われたのではないでしょうか。
そのため「感謝」という言葉を永山選手に伝えたのではないでしょうか。
まとめ
今回男子柔道60kgで銅メダルを獲得した永山選手の準決勝の誤審疑惑の件について、調査をしました。
結果、「誤審」と判定することが難しい事象のようです。
日本、スペイン含め、物議を醸し出している件のようです。
しかし、永山選手、ガルリゴス選手共に銅メダルを獲得されていますので、まずはそのことを純粋に称え、今後さらなる活躍をされていくことを祈っています。
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