お笑い芸人の「藤本敏史」さんが2024年の3月に地上波「さんまのお笑い向上委員会」に復帰しました。
番組放映後、視聴者から様々な賛否両論の意見があり、話題となりました。
視聴者が感じた印象や意見を整理し、その理由を5選に整理しました。
「当て逃げ」し、書類送検になった
藤本敏史さんは2023年11月14日に「当て逃げ」し、道路交通法違反容疑として、東京地検に「書類送検」されました。
それを受けて、藤本敏史さんは「芸能活動を休止」に踏み切ったようです。
確かに芸能人が「当て逃げ」し、その後「書類送検」になるのは印象は良くないかもしませんね。
筆者の経験上でも事故を起こした際は、すぐに被害者に声をかけ、安全確認が必要するが必要ですよね。
藤本さんは記者会見では、事故直後の対応に反省し、謝罪をしていました。
「このたびは事故を起こしてしまい、また、事故直後に適切な対応ができておらず、浅はかな行動をとってしまい、被害者の方に対して大変申し訳ない思いです」と謝罪した。被害者には後日、直接謝罪に出向いたといい「このたびのことで自分が情けなく思うとともに、このような被害に遭われたにもかかわらず、逆にお気遣い、励ましのお言葉をいただいた被害者の方には、言葉では言い尽くせない思いでいっぱいでございます」と心境を明かした。
日刊スポーツ
筆者の経験でも事故当初は、気が動転しやや「パニック気味」でその場から離れたくなってしまったのかもしれませんね。
いずれにせよ、冷静になった今、反省し謝罪の気持ちを述べるのは正しい姿勢ですよね。
また、被害者の方から「気遣い」、「励ましの言葉」を頂いているようで、被害者と藤本さんの関係は「良好」のようですね。
確かに芸能人が事故をお越し、気が動転していたといえ、その場の対応が悪かった場合、メディアは「ひどい感じ」で取り上げてしまうかもしれませんね。
芸能人は世間の評価が厳しくて大変ですよね。
事故を起こしたのは渋谷区を運転中に発生。
赤信号を無視して交差点に侵入し、別の車に接触したようです。
「接触には気が付かなかった」と供述しているようです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8dc46da88c8f41169cccfe3c60bd58314884454
しかし、事故を起こしてから、約4ヶ月後にテレビ復帰を果たしています。
2024年3月23日にフジテレビ系「さんまのお笑い向上委員会」(土曜・後11時10分)でテレビ地上波の復帰を果たしたようです。
久々のテレビ出演ということで、番組内での共演者とのカラミややり取りの対応も視聴者から様々な意見が寄せられました。
藤本さんの復帰は「腫れ物を触る」ような感じだったのでしょうか?
「さんまのお笑い向上委員会」番組内での対応
ポイントを以下に記載しました。
- 「さんま」、「他の共演者ら」は、藤本さんや番組制作にかなり気を使ったようです。番組冒頭でもさんまが「大変な日を迎えましたね」と発言したり、藤本さんが「冷たくされて当たり前です」などの会話のやり取りがあった。(反省の色は見える)
- 藤本氏は「深々と頭を下げ謝罪」し、共演者からは「逃げモン」、「修理代2000円問題」と突っ込まれるなど、事件を笑いに変えるようなシーンもあった。
復帰時の番組内では、謝罪し反省している部分もあれば、事件を笑いに変える言動などもあったのですね。
テレビ番組は、制作会社、広告会社、芸能人、スポンサー、視聴者など様々な関係者が密に関わっているため、その言動や対応には慎重にならざる得ないですが、この言動はどのような意図があって発言をされたのでしょうか。
【理由5選】なぜ賛否両論になったのか
理由1:事故を笑いにしてほしくない(被害者目線)
以下に視聴者からの意見をアップしました。
さんまさんが藤本さんがおいしくなるように扱って、禊が済みましたみたいな感じが嫌です。 笑えない。私が被害者ならテレビで事故の話をネタにして欲しくないです。ズレている感じがします。 他の問題を起こしたお笑い芸人と一緒。テレビで笑わそうとしても、その人が起こした不祥事が頭をよぎって、笑えない。 イメージって大切だなぁって思う。
Yahooニュースコメント欄
復帰番組内で、事故を「笑い」に変えるのは、被害者の気持ちを配慮した番組制作には思えないと感じる視聴者も多いのではないでしょうか。
もし自分が被害者の立場であったら、復帰した番組は大御所「さんま」さんの番組で事故を笑いに変えていたら、ネタに使われているような印象を感じてしまうかもしれませんね。
今回のケースは、藤本さんという「お笑い芸人」として実力のある方なので、芸の肥やしにされるのではなく、単純に反省し、「慎ましい」姿勢で、番組内で「真摯に対応」されたほうが、良かったのかもしれませんね。
理由2:藤本氏から反省の色が見られない(視聴者目線)
以下に視聴者からの意見をアップしました。
たまたまチャンネル変えてる時に向上委員会が始まる時で なんとなく見たけど 謝ってる姿が反省してるように見えなかったし さんまさんが笑いに変えようとしてる事は重々承知してるけど 逃げモン、逃走しません、逃走中に出演しても逃げません とか2度言うけど笑いに変えようとしてるのは承知した上で見てるけど フジモンは地上で見たくない YouTubeで、劇場でひっそりやって
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7d3602e67746a1c05aeb8b1d93ccc4d96abdc0f/comments?order=recommended
番組内で謝罪をしていても、お笑い芸人さんですし、出演することで、反省が見られないように写ってしまったようです。
特に、「逃げモン、逃走しません、逃走中に出演しても逃げません」というコメントは、芸に使われている感じが、反省しているように感じられませんね。
筆者の経験談では、「悪いことをしてしまった」のは事実なので、悪いことをしたときは素直に認め、反省するのが一番良いと感じます。
芸人さんが「反省」している姿をテレビで示すことが、視聴者にも反省が伝わった形になるのではないでしょうか。
今後、「逃走中」への復帰はあるのか、復帰した際には「逃走しないのか」、注目ですね。
理由3:「さんま」の私的な目的で番組を使用に映った(視聴者、ファン目線)
以下に視聴者からの意見をアップしました。
さんまは優しいと思うけど、しくじった後輩芸人を自分の番組から立て直そうとするのはもうやめた方が良いと思う。 向上委員会って、芸人の未来のために残す番組だと言ってたと思うけど、こんなこと続けてたら残らないと思う。 真面目に頑張っている芸人を助ける番組であってほしい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7d3602e67746a1c05aeb8b1d93ccc4d96abdc0f/comments?order=recommended
さんまは「後輩想い」の大御所芸人のようですが、さんまの「私的な想い」で番組を使われていまったような印象を持ってしまわれた視聴者もいたようですね。
しかし、令和の時代で、後輩の「罪と罰」を受け入れ、芸能界を導く先輩芸人としての姿勢は、何か温かいものを感じるのは、筆者だけでしょうか。
確かに、番組を私的に利用するのは良くないですが、「昭和の時代の親方」は今少なくなっていますし、人間関係を大事にする芸能界だからこそ、このような形で「愛」を与えているのではないでしょうか。
人間関係とは難しいですね。
理由4:ペナルティが軽いように見えてしまった(視聴者目線)
以下に視聴者からの意見をアップしました。
数々の芸能人による不祥事がありますが、 きっちりと刑罰を受けたのなら、社会復帰する道を閉ざしてしまうのは人として可哀想かなと思います。 ただ、同じ様にテレビで仕事をするのなら免許を返納するだとか、所属している会社を辞めるだとかある程度のペナルティは必要かなと。 一般の会社員でも当て逃げ等、犯罪をすると解雇されると思うので、 同等の禊をしないと被害者も視聴者も納得いかないんじゃないでしょうか?
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7d3602e67746a1c05aeb8b1d93ccc4d96abdc0f/comments?page=3
不祥事を起こした芸能人の復帰の話題が出るたびに思うのだけど、復帰が早いとか早くないとか関係なく、復帰するべきではない。表に出る職業である以上、その姿を見るだけで不快な思いをする人がいるのだから、芸能人は何か不祥事を起こしたら一発アウト。更生の機会を、とかそんなものはテレビでなくても出来る。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7d3602e67746a1c05aeb8b1d93ccc4d96abdc0f/comments?page=3
社会復帰を閉ざしてしまいのは、可哀想という目線もありつつも、芸能人は表に出る仕事であるため、復帰の道のりは軽くないという意見もあるようです。
芸能人は、印象の世界で仕事をされているので、ちょっとした事故でも芸能人キャリアに傷がついてしまうようですね。
少しでも傷がつくと、仕事が激減してしまうなど、筆者は「可哀想」と感じ得てしまうタイプかもしれません。
一方、芸能界で活躍できれば、世間の年収よりも高い給与を獲得できる世界ですので、そういった面では「リスクとベネフィット」の均衡の取れた職業なのかもしれませんね。
理由5:藤本氏への復帰、これからの活動を応援する意見も多数
以下に視聴者からの意見をアップしました。
やってしまった事はもちろん絶対に良くないことだけど、個人的にはしくじった後努力して信頼を回復することが大事で、地上波に戻って来れたのも何かしら努力をしたんだと思う。まだ世間の目が冷たいとは思うけど、頑張って欲しい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7d3602e67746a1c05aeb8b1d93ccc4d96abdc0f/comments?order=recommended
藤本氏の復帰を暖かく応援する意見もあるようですね。
筆者の体験談ですが、どんなに真面目に生きていても、事故や加害者になってしまうことが出てしまうのが人生ですので、一生懸命に頑張っている人にはそのチャンスをあげるような周りの配慮や優しさがあってもいいのかなと感じます。
藤本さんには、また世間に笑いを提供し、日本を盛り上げてほしいですね!
復帰を試みた背景には
復帰の背景:吉本側の事情もあった
吉本興業は当初、今回の藤本さんの当て逃げに際して、迅速的に、期限を設けることなく、謹慎処分にすることを発表し、重い措置を施してきました。
しかし、藤本氏は実力のある芸人さんですので、“吉本の中でも屈指のガヤ芸人である藤本を、そのままいつまでも寝かせておくのは勿体ない”という会社側の判断もあったのかもしれません。
無期限の謹慎ということでかなり重い措置であったわけですが、この謹慎が2024年の2月23日には解除。“吉本の中でも屈指のガヤ芸人である藤本を、そのままいつまでも寝かせておくのは勿体ない”という会社側の判断もあったのかもしれません」
週刊助成PRIME
吉本興行は松本人志のスキャンダルで、稼ぎ頭が不在の状況で、会社の経営判断からも復帰を促した可能性もありますね。
確かに、天秤に変えるわけではありませんが、藤本さんを寝かしておくのは、もったいないかもしれませんね。
吉本を離れていく、実力派芸人が多い中、中堅の実力は芸人さんが自身の意思で離れていくわけはないですから、復帰させるのはお互いにとって良いことだったのかもしれませんね。
ダウンタウン松本の不在も復帰に影響?
現在、ダウンダウンの松本氏がスキャンダルで、芸能活動を休止する中、相方の浜田氏が孤軍奮闘する中、藤本氏は松本氏のお気に入りのようですね。
Amazonプライム・ビデオで配信されている松本人志プロデュース番組「ドキュメンタル」でも番組の機会を与えられていました。
藤本氏は、他の芸人の面白さを引き出す技術の持ち主として松本氏は藤本氏の力を発揮させることに成功しているようですが、この能力を見抜いている松本氏が現在不在な状況が続いているので、藤本さんの復帰は実はなかなかハードモードなのかもしれません。
先輩芸人のちからを借りる形が一番良いかもしれませんので、さんまの「お笑い向上委員会」での復帰は会社命令も裏で息がかかっていたのかもしれませんね。
Youtubeの再開
再生ボタンを押して動画を再生してください。
現在、「FIJIWARA超合キーン」という番組名でコンビで復帰を果たしていますね。
チャンネル登録者数39.8万人(2024年5月1日現在)
自主期間中は外に出れずに静かに過ごしていたそうです。
吉本の先輩芸人のちからを借りずに復帰が難しい場合は、Youtubeなどで自力で登っていくしかないので、今は大変な時期かもしれませんね。
まとめ
今回は、藤本敏史さんの「当て逃げ」事件後の復帰の賛否両論になった理由5選をまとめてみました。
お笑い芸人である藤本さんは、事故の件を反省しつつも、笑いに変えたことが、視聴者や被害者からの印象が分かれていました。
また、復帰の背景には吉本側の事情もあり、さんまの番組内で復帰を果たした背景もありそうです。
今後、藤本さんがテレビに限らず、Youtubeなどでも活躍し、日本を活性化していくことを楽しみに思います。
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