【メダル確定】イマネ・ケリフとリン・ユーチンは性別検査不合格!なぜ?

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イマネ・ケリフが出場した女子競技
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パリ五輪の女子ボクシングに出場する2選手が、過去に性別検査に不合格の選手であり、話題となっています。

なぜそのような選手が出場できるのか、そのことは真実なのか、気になります。

今回はボクシング女子の性別不適合不合格について、内容をお届けいたします。

  • リン・ユーチンとイマネ・ケリフの2023年の世界選手権
  • 世界選手権の性別検査
  • なぜ性別検査が不合格
  • なぜIOCの五輪では出場できるのか?
  • SNSの声

それでは本記事をお楽しみください。

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目次

リン・ユーチンとイマネ・ケリフの性別は何?

パリ五輪に出場している「リン・ユーチン(台湾)」と「イマネ・ケリフ(アルジェリア)」が、過去に性別検査が不合格となっていた模様で、性別不適合な選手2名がパリ五輪に出場していることが話題になっています。

その話題のイマネ・ケリフ(アルジェリア)選手がこちらです。

そして、リン・ユーチン選手の写真がこちらです。

確かに男性に見えなくもないですね!

共に、2023年の世界選手権で性別適格性検査に不合格となった過去があります。

イマネ・ケリフ選手は8月1日の66キロ級2回戦に出場し、リン・ユーチン選手は8月2日の57キロ級2回戦に登場します。

本話題の要点を整理します。

  • パリ五輪に過去に性別検査不適合な選手2名が出場→なぜ出場できるのか?(協会、連盟の違い?)
  • 性別検査の内容→出生時性別と性転換?または男性ホルモンなどのドーピング?

本件を調べてみました。

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リン・ユーチンとイマネ・ケリフは性別検査不合格?

2023年の世界選手権で、リン・ユーチンとイマネ・ケリフは性別検査不合格とされた模様です。

それはどういった内容だったのでしょうか?

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世界選手選手権で「リン・ユーチン」と「イマネ・ケリフ」は性別検査不合格

IBA(国際ボクシング協会)が主催する2023年世界選手権では、初めて実施し、性別検査を導入し実施したようです。

大会ルールは「大会の任意のタイミングでこれを希望することが可能であり、その指示を選手は拒否することができない」というもの。

IBAの性別に関する試合出場資格は、「生まれた時の性別であること」が条件です。

つまり、先天的な性別(身体的な特徴や染色体など)」を意味しているということです。

IBAは、2023世界選手権でDNA検査を実施(染色体型の確認)しました。

その結果、「二人はXY染色体を持っていた(遺伝的には男性)」とのことです。

ウマル・クレムリョフ会長は「彼らはXY染色体を持っていることが証明されたため、除外された」と明かした。

引用:ライブドアニュース

染色体の型は生まれながら、Humanの場合はXY型(男性)、XX型(女性)で、後天的に変えることのできない事実です。

「リン・ユーチン」と「イマネ・ケリフ」選手が、世界選手権で出場剥奪されているため、つまり、もともとは「男性」であったということが証明されています。

IBAはこの検査の実施に対して、「包括的な検討の結果、この決定を下し、競技の公平性と完全性を維持することを意図していた」と語っております。

IBAというのは、先天的な性別判定を「性別」に認定することで、競技の公平性を保っているのですね。

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なぜ:IOCの場合

では、なぜ今回二人は、オリンピックに出場できているのでしょうか?

出場できる理由は、「ボクシングは、IBAよりも緩いルールを持つIOCのパリ2024ボクシングユニットの管轄下で運営されているため出場できる」と言われています。

IOCは以下のように、二人の出場を「女子種目」で問題ないと言っています。

国際オリンピック委員会(IOC)は30日に出した声明で、「2024年パリ五輪ボクシング大会に出場するすべての選手は出場資格および参加規定、適用可能なすべての『医療規定』を順守している」と述べた。

引用:挑戦日報

リン選手は、世界選手権出場剥奪後、自国の国内の再検査により、「異常なし」との結果が報告されております。

(検査内容はホルモン検査などでしょうか。。。)

しかし、過去にはIOCも二人を性別的確検査には合格できなかったことを指摘しています。

IOC公式情報提供サイトの「マイ・インフォ(MyInfo)」でも、両選手とも昨年、性別適格性検査に合格できなかったことが指摘されていた。

引用:挑戦日報

このように「五輪」と「世界選手権」で両選手の過去の処分が異なることが問題ということがわかります。

検査内容は先天的な場合は「生まれ持った性別」なため、変えることができませんが、後天的な性別の場合は、「外見的な形態やホルモン検査」などで、判断が異なることが言えます。

こういった性別判定をどのような定義付けをで行うかは、組織や価値観の違いにより、大きく結果が異なるものです。

2023年の世界選手権での検査は、「ロシアが主導するIBAの支配構造」が原因ではないかと言われています。

IBAはロシア国営ガス企業「ガスプロム」から資金支援を受けており、会長もロシア人のクレムリョフ氏が務めているため、ロシアの価値観が反映されているのではないかと言われています。

ロシアは「性別寛容性が低い」と言われているそうです。

今回、世界選手権と五輪で判断が異なりますが、性別という要因がスポーツのパフォーマンスに与える影響は大きいため、世界中のアスリート、観客が納得するようなルールに統一してほしいですね。(難しい問題ですよね。。。)

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SNSでの声

SNSで本件に関する声を見たところ、五輪出場に対して「反対」の意見が多く見られます。

  • 「こんなことが許されているなんて信じられない」
  • 「全てのレベルにおいて違いすぎる」
  • 不慮の事故が起こる!
  • 究極のドーピングじゃん
  • 女子選手を男の腕力で殴るの!?

性別や成績よりも、生物的な力の差により、不慮の事故が起こることを心配した声が多いです。

また、過去にも同様の事例があったも模様で女性アスリートがひどくやられている動画も拡散されていました。

抗議すべきという声も見つかりました。

やはり事故は一番起こしてはいけませんので、そのような配慮をした五輪開催としてほしいですね!

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棄権したカリニ選手・銅メダル確定

8月1日に行われた66kgの試合では、ケリフ選手とイタリア代表のアンジェラ・カリニ選手の試合は、試合開始後46秒でカリニ選手が棄権をしました。

試合後、リング上で膝をついて泣き、ケリフ選手との握手を拒否しました。

理由としては、「パンチを受けて鼻に強い痛みを感じ、あれ以上続けられなかった」という理由で、これ以上続けると危険を察知したものではないでしょうか。

試合後、イタリアチームが性別に対する疑義を主張し、イタリア首相も不公平性を唱えるなど問題が発生している模様です。

開始46秒で棄権した相手のイタリア人選手の陣営がヘリフの女性とする性別への疑義を主張。同国のメローニ首相も「公平ではなかった」とコメントする事態に発展していた。

引用:中日スポーツ

その後、イマネ・ヘリフ選手は、準々決勝でハンガリーのアンナルツァ・ハモリに5―0で判定勝ちし、銅メダル以上を確定しました。

ケリフ選手は、勝利後に感情を抑えきれず「私は女性です」と涙ながらに叫んで、訴えているようです!

IOCではケリフ選手を女性として疑念を晴らすように、女性生まれ、パスポートも女性であると、コメントをしております。

国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が3日の会見で「(ヘリフは)女性として生まれ育ち、パスポートも女性と記されている。何年も女性として大会に参加してきた」と疑念を打ち消した、と報じられていた。

引用:中日スポ

人類の大きなテーマと、五輪をいう大舞台が絡んだ重要なテーマで、今後どのような形になるのか、注目していきましょう。

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まとめ

今回は、パリ五輪に出場する女子ボクシング選手2名が、過去の世界選手権で性別適合検査に不合格していた件について内容をお届けしました。

IBAとIOCでは性別の定義が異なるため、特にIOCは性別に寬容なため、出場できていたようです。

まずは、試合で事故が起こらないことを祈るばかりです。

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